大阪松竹座の「七月大歌舞伎」は八代目尾上菊五郎と、長男・六代目菊之助の同時襲名。披露演目は昼の部の「羽根の禿（かむろ）」から。11歳の菊之助が丁寧な所作で踊り、禿が愛らしく、楽しく遊ぶ様子を巧みに表した。夜の部「土蜘（つちぐも）」の胡蝶（こちょう）で ...

世代を超えて愛される、ピカレスクの傑作漫画＆アニメ『ルパン三世』を原作にした新作歌舞伎『流白浪燦星（るぱんさんせい）』。大好評となった２０２３年の初演から時を経て、待望の初関西公演が「南座」（京都市東山区）で実現する。初演に引きつづき流白浪燦星（ルパ ...

関西 在住の歌舞伎俳優による公演「あべの歌舞伎　晴（そら）の会」が、今年で10回目を迎える。節目に上演するのは、大坂が舞台の「夏祭浪花鑑（なつまつりなにわかがみ）」。第1回から候補に挙がっていた念願の演目で、浪花の夏を熱く盛り上げる。

これは 氷川きよし ...

８００年以上の歴史を誇る国重要無形民俗文化財「会津田島祇園祭」は２２日、福島県南会津町田島地域で始まった。初日は中心部で屋台が運行され、子供歌舞伎が上演された。祭事は２４日まで続く。

東京・歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」（8月3～26日）第2部で、新作「火の鳥」が上演される。近年、坂東玉三郎が上演に向け温めていた企画。「納涼歌舞伎では新しいものを作りたいと思っていました。『火の鳥』というと、ストラビンスキーのバレエ作品や手塚治虫さんの漫画がありますが、初めからそれらをもとにしようと ...

今注目の歌舞伎俳優、八代目・市川染五郎さん（20）と五代目・市川團子さん（21）にインタビュー。同世代だからこそお互いに嫉妬してしまう部分や、“染團”という愛称で呼ばれる2人の素顔を取材しました。染五郎さんは、父が十代目・松本幸四郎さん。團子さんは九 ...

白Tシャツに紺の短パン、サングラス、サンダルという姿で６月中旬、東京駅八重洲口から出てきたのは、歌舞伎俳優・市川團十郎白猿（47）である。大きめのアタッシュケースにボストンバッグを載せて、いかにも旅先から帰京した雰囲気だった。

血縁が重視される歌舞伎界で上り詰める門閥外の俳優の生きざまを描いた映画「国宝」が話題だ。事実、歌舞伎の世界では一般家庭出身者が大役を得ることはとても難しい。そうした中でも堅実な努力で実力を蓄え、本公演での抜擢が増えた上方歌舞伎の同期俳優3人が始めた自 ...

松竹は17日、歌舞伎俳優の片岡我當（本名・片岡秀公）さんが5月11日、肺炎のため亡くなったと公表した。90歳だった。「遺族にて新盂蘭盆会を済ませましたので、ご弔問、ご香典、ご供花はご辞退申し上げます」と伝えた。

伝統歌舞伎を題材にとった映画「国宝」がヒット中だ。３時間の超大作と聞いて少々ひるみつつ見に行ったが、舞台の明も暗も描いた芸道映画に長尺を忘れた。 その歌舞伎には「どんでん返し」と呼ぶ演出 ... 五島列島キリシタン物語【後編】 ...